高橋靗一・第一工房資料

(靗一の「靗」は青偏に光。以下全て同様)
第一工房において作成された建築設計図書(約40000点)、写真、スケッチ等の資料からなる。第一工房の発足当初から、事務所解散直前までの期間の資料が含まれる。代表作である大阪芸術大学のコンペおよび実施図面をはじめ、佐賀県立博物館などの60年代の作品から後期の作品までの一連の建築作品の設計図書やスケッチに加えて、写真、パンフレット、会社記録などが含まれる。


収蔵資料検索データベース

フォンド 23 – 高橋靗一・第一工房資料
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高橋靗一 TAKAHASHI Teiichi

高橋靗一写真1924年中国・青島市生まれ。1949年東京大学第二工学部建築学科卒業。卒業後は1956年まで逓信省営繕部設計課に勤務。1956年武蔵工業大学建築学科助教授。1960年第一工房を創立。1967年大阪芸術大学教授。退職後、同大学名誉教授。
主な受賞に、1971年日本建築学会作品賞(佐賀県立博物館)、1982年日本建築学会作品賞(大阪芸術大学塚本英世記念館・芸術情報センター)、1986年BCS賞(実践女子大学校舎・体育館)、1992年BCS賞(東京都立大学新キャンパス)、1997年BCS賞(全労済情報センター)、2002年BCS賞(群馬県立館林美術館)、2004年村野藤吾賞(館林市美術館)。


主要作品

  • 1962 高垣邸
  • 1962 佐賀県立図書館
  • 1964 浪速芸術大学(現大阪芸術大学) 設計競技1等案
  • 1970 佐賀県立博物館
  • 1972 東京都立中央図書館
  • 1981 大阪芸術大学 塚本英世記念館・芸術情報センター
  • 1983 マガジンハウス
  • 1985 筑波国際科学技術博覧会 迎賓館
  • 1987 浦添市民体育館
  • 1991 東京都立大学 図書館
  • 1995 全労済情報センター
  • 1997 パークドーム熊本
  • 2000 SFS21 超免振建築開発計画
  • 2001 群馬県立館林美術館

当館展示履歴

  • 2021年度「〈住まい〉の構想 収蔵資料が物語る名作住宅1940-1975」:高垣邸