ヴァスムート社旧蔵吉田鉄郎関連資料

本資料群は、建築家・吉田鉄郎(1894-1956)の著作『Das Japanishce Wohnhaus』(初版1935、2版1954)、『Japanische Architektur』(1952)、『Der Japanische Garten』(1957)に関する原稿やページレイアウト、写真の切り取り位置を指示したスケッチ、手紙等からなる。吉田が逝去する直前の1956年までに作成され、ドイツの出版社であるヴァスムート社に送付後、保管されていた。吉田は東京中央郵便局などの設計で知られるとともに、上記著作の3部作は長らく海外における日本建築の基礎文献として知られてきた。本資料群は吉田による日本の住宅や建築、庭園への理解を伝えるものであり、彼の設計活動との関連を考える上でも重要である。

 

収蔵資料検索データベース

フォンド 27 – ヴァスムート(Wasmuth)社旧蔵吉田鉄郎著作資料
https://db.nama.bunka.go.jp/index.php/wasmuth

 

吉田鉄郎

吉田鉄郎写真1894年富山県生まれ。1919年東京帝国大学建築学科卒業、逓信省経理局営繕課に入省。1944年逓信省を退職。1946年日本大学教授。京都中央郵便局や東京中央郵便局、大阪中央郵便局をはじめとする多くの逓信建築を設計した。また、別府市公会堂のような施設や住宅建築、コンペ案といった幅広い作品を残したほか、ドイツ語による書籍出版やブルーノ・タウトの著作翻訳など、その活動は多岐に渡る。
主な受賞は、1942年勲四等瑞宝章、1953年日本建築学会賞(『Das Japanische Architektur(日本の建築)』)。

 

当館展示履歴

  • 2019年度「吉田鉄郎の近代―モダニズムと伝統の架け橋」
  • 2022年度「〈こどもの国〉のデザイン――自然・未来・メタボリズム建築 [併設]新規収蔵資料紹介」