吉田鉄郎資料

2000枚を超える建築設計図面から成る、吉田の学生時代の作品(1919年以前)から最晩年の美松書房(1953)までの、個人の作品だけでなく、逓信省としての作品も含まれている資料である。戦前の日本の近代建築の推進に寄与した吉田鉄郎の公私両方における活動と彼の設計思想を示す貴重な資料である。


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フォンド 18 – 吉田鉄郎建築設計資料
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吉田鉄郎 YOSHIDA Tetsuro

吉田鉄郎写真1894年富山県生まれ。1919年東京帝国大学建築学科卒業、逓信省経理局営繕課に入省。1944年逓信省を退職。1946年日本大学教授。京都中央郵便局や東京中央郵便局、大阪中央郵便局をはじめとする多くの逓信建築を設計した。また、別府市公会堂のような施設や住宅建築、コンペ案といった幅広い作品を残したほか、ドイツ語による書籍出版やブルーノ・タウトの著作翻訳など、その活動は多岐に渡る。
主な受賞は、1942年勲四等瑞宝章、1953年日本建築学会賞(『Das Japanische Architektur(日本の建築)』)。


主要作品

下線は当館の資料所蔵作品(寄贈手続き中を資料含む)

  • 1924 京都中央電話局上分局
  • 1925 「東京大震火災記念建造物設計図案懸賞募集」応募案
  • 1926 京都中央電話局
  • 1928 別府市公会堂 (現・別府市中央公民館)
    馬場氏牛込邸
    朽木氏銷夏荘
  • 1931 大阪東郵便局
    東京中央郵便局
  • 1937 馬場氏烏山別邸
  • 1939 大阪中央郵便局
    「忠霊塔設計図案懸賞募集」応募案
  • 1940 馬場氏熱海別邸
  • 1952 東京都庁舎計画案

当館展示履歴

  • 2019年度「吉田鉄郎の近代―モダニズムと伝統の架け橋」:主要作品