建築と社会を結ぶ 大髙正人の方法

         
建築と社会を結ぶ―大髙正人の方法   

2016.10.26[水]-2017.2.5[日]
休館日:2016.11.12、2016.12.29~2017.1.3
開館時間:10:00~16:30

建築と社会を結ぶ―大髙正人の方法
Uniting Architecture and Society
The Approach of OTAKA Masato

  

『建築と社会を結ぶ―大髙正人の方法』展は終了しました。


建築家・大髙正人(1923-2010年)は、戦時下の1944年に東京帝国大学建築学科に入学、外来講師の前川國男(1905-86年)に接したことがきっかけで、当時事務所があった前川の自邸へ通い始めます。卒業と同時に正式所員となった大髙は、戦後派スタッフの中心として《プレモス72型》や《晴海高層アパート》、《東京文化会館》等を担当して独立、以後、半世紀に及び建築家として活動しました。 大髙は、目標とする建築のテーマとして「PAU(Prefabrication/Art&Architecture/Urbanism)」を掲げ、工業化部材の開発から都市スケールの計画やまちづくりまで、幅広い仕事に取り組みました。そこには、建築が生活環境を支える社会的な共有財産となることを目指した大髙の建築思想と倫理が貫かれています。
この展覧会では、大髙正人の仕事の全体像を紹介し、彼の求めた建築の可能性に迫ります。

展覧会チラシ(PDF)

主  催:文化庁
企  画:大髙正人展実行委員会、京都工芸繊維大学
協  力:福島県三春町、広島市立大学、公益財団法人東京都公園協会


会場写真










入場方法

[ 展覧会のみ閲覧 ](平日のみ利用可能)

湯島地方合同庁舎正門よりご入館ください。 入館無料

[ 都立旧岩崎邸庭園と同時観覧 ]

都立旧岩崎邸庭園よりご入館ください。 ただし旧岩崎邸庭園の入園料(一般)400円が必要です。

アクセス

シンポジウム

シンポジウム1

広島基町高層アパートと大髙正人

日 時|2016年11月12日[土] 14:00~17:00
会 場|広島市立基町小学校 体育館(広島市中区基町20-2)
   (定員200人、申込不要、参加費無料)
登壇者|石丸紀興(元広島大学教授)
    藤本昌也(現代計画研究所代表)
司 会|松隈洋(京都工芸繊維大学教授)

<関連プログラム>
広島市基町団地見学会
同日11:00~12:00
解説:藤本昌也、高田由美(広島アーキウォーク副代表)
定員:40名(要申込、参加費無料)

※このイベントは終了しました。

 
シンポジウム2

大髙正人と三春のまちづくり

日 時|2016年12月10日[土] 15:00~18:00
会 場|三春交流館 まほらホール(福島県田村郡三春町字大町191)
   (定員200人、申込不要、参加費無料)
登壇者|伊藤寛(前三春町長)
    岩田司(東北大学教授)
    内藤忠(元三春町商工会長)
    長澤悟(東洋大学名誉教授、三春町学校建築研究会)
司 会|中島直人(東京大学准教授)
演 奏|山田実紀子(バイオリン)
    東郷まどか(ピアノ)

<関連プログラム>
大髙建築見学会(三春町マイクロバスにて)
同日11:45~14:30
三春駅集合→ 三春町民体育館 → (昼食) 
→ 三春ダム → 歴史民俗資料館 → 三春交流館
解説:佐藤哲郎(元三春町役場職員)
定員:40名(要申込、参加費無料、昼食は実費負担)

※このイベントは終了しました。

 
シンポジウム3

大髙正人の出発点を語る

日 時|2017年1月21日[土] 15:00~17:00
会 場|全日本海員組合本部 地下ホール(港区六本木7-15-26)
   (定員120人、申込不要、参加費無料)
登壇者|増山敏夫(すぺーす ますやま 代表)
    曽我部昌史(神奈川大学教授)
    藤原徹平(横浜国立大学大学院准教授)
司 会|野沢正光(野沢正光建築工房 代表)

<関連プログラム>
全日本海員組合本部見学会
同日13:30~14:30
解説:増山敏夫、野沢正光+松隈洋
定員:30名(要申込、参加費無料)

※このイベントは終了しました。

 

ギャラリートーク

ギャラリートーク1

PAUをめぐって

日 時|2016年11月5日[土] 14:00~15:30
会 場|国立近現代建築資料館
登壇者|蓑原敬(蓑原計画事務所代表)、藤村龍至(東京藝術大学准教授)
司 会|中島直人
   (申込不要、参加費無料)

※このイベントは終了しました。

 
ギャラリートーク2

大髙建築のディテール

日 時|2016年11月26日[土] 14:00~15:30
会 場|国立近現代建築資料館
登壇者|増山敏夫、野沢正光
司 会|頴原澄子(当館主任建築資料調査官、千葉大学准教授)
   (申込不要、参加費無料)

※このイベントは終了しました。

 
ギャラリートーク3

大髙正人と横浜

日 時|2016年12月17日[土] 14:00~15:30
会 場|国立近現代建築資料館
登壇者|中尾明(都市設計研究所代表)、鈴木伸治(横浜市立大学教授)
司 会|中島直人
   (申込不要、参加費無料)

※このイベントは終了しました。

 
ギャラリートーク4

大髙正人との対話

日 時|2017年1月7日[土] 14:00~15:30
会 場|国立近現代建築資料館
登壇者|藤本昌也、西村浩(ワークヴィジョンズ代表)
司 会|松隈洋
   (申込不要、参加費無料)

※このイベントは終了しました。

 

図録

「建築と社会を結ぶ―大髙正人の方法」展 図録


展覧会図録

目次


02 ごあいさつ
04 これからの若い世代へ託した建築家・大髙正人のメッセージ  藤本昌也
06 建築と社会を結ぶために  松隈洋
08 都市・地域環境の専門家としての大髙正人  中島直人

11 第Ⅰ章|独立までの軌跡
      プロジェクト解説1  新宿副都心計画  増山敏夫

21 第Ⅱ章|建築の美学と工業化への挑戦
      プロジェクト解説2  向井邸  増山敏夫
      プロジェクト解説3  花泉農協会館のディテール  増山敏夫
      プロジェクト解説4  全日本海員組合本部会館  増山敏夫
      プロジェクト解説5  千葉県文化会館  増山敏夫
      協働者 木村俊彦の仕事  千葉県立中央図書館  浜田英明
      協働者 木村俊彦の仕事  栃木県庁舎議会棟  浜田英明

45 第Ⅲ章|都市と向き合い地域へ根ざす実践
      都市計画の仕事  中尾明
      三春町での大髙正人の仕事  伊藤寛

62 大髙正人の仕事年表

 

old-安藤忠雄初期建築原図展―個の自立と対話

         
安藤忠雄初期建築原図展―個の自立と対話   

2019.6.8[土]-2019.9.23[祝・月]
会期中無休
開館時間: 10:00~16:30

安藤忠雄初期建築原図展
個の自立と対話

Early Drawings of Tadao Ando: Autonomy and Dialogue

  


 安藤忠雄氏は1941年に大阪に生まれ、独学で建築を学び、69年にアトリエ(安藤忠雄建築研究所)を設立しました。今年でちょうど半世紀になりますが、この間に世界の各地で氏の建築が建てられ、さらに展覧会や講演会が開催され書店には氏に関する本が並んで、今や「世界のANDO」と言われ、世界で最も著名な現代建築家のひとりと評されるに至っています。
 このたび、安藤氏の「初期」建築資料、すなわち1990年頃までの手描きによる建築設計図面とスケッチなどを用いて、「安藤忠雄初期建築原図展」を開催することになりました。「住吉の長屋」(1976)、「小篠邸」(81)、「六甲の集合住宅Ⅰ」(83)、「TIME’SⅠ」(84)、「城戸崎邸」(86)、「水の教会」(88)、「光の教会」(89)などの国内に現存する作品の図面が並びます。
 展覧会のテーマ「個の自立と対話」は、都市・自然・光・歴史風土などとの対話を通して個々人が自らを見いだし、深め、自立するための空間づくりを追い求めた、「初期」の安藤氏が常に抱いていた思い(言い換えれば、基本理念・動機)を表すものです。
 「私は1枚の図面の中に設計者の意思を凝縮させたい」と安藤氏は言います。実際、氏の「空間」に対する思いそのままに、平面図に断面図・透視図・アクソノメトリック図などを重ね合わせて3次元性を高めた精緻で美しい図面がたくさん展示されます。ぜひ、会場に足をお運びください。

展覧会チラシ(PDF)

主  催:文化庁
協  力:公益財団法人東京都公園協会

実行委員会:
伊藤毅(青山学院大学教授、東京大学名誉教授)
古山正雄(常翔学園顧問、京都工芸繊維大学名誉教授)
川向正人(当館主任建築資料調査官、東京理科大学名誉教授)
執筆協力:
笠原一人(京都工芸繊維大学助教)



入場方法

[ 展覧会のみ閲覧 ](平日のみ利用可能)

湯島地方合同庁舎正門よりご入館ください。 入館無料

[ 都立旧岩崎邸庭園と同時観覧 ]

都立旧岩崎邸庭園よりご入館ください。 ただし旧岩崎邸庭園の入園料(一般)400円が必要です。

アクセス

ギャラリートーク

会期中にギャラリートークを開催します。日程は、当ウェブサイト上にて、お知らせいたします。



図録

「安藤忠雄初期建築原図展 個の自立と対話」図録


目次


02 ごあいさつ

04 はじめに  川向正人

08 冨島邸
09 双生観-山口邸
10 住吉の長屋‐東邸
14 領壁の家‐松本邸
15 帝塚山の家‐真鍋邸
16 ガラスブロックの家‐石原邸
18 松谷邸
19 上田邸
20 小篠邸
25 大淀のアトリエ phase1/phase2/phase3
27 大淀のアトリエⅡ
28 双生観の茶室
29 大淀の茶室 ベニヤ・テント・コンクリートブロック
31 九条の町屋‐井筒邸
34 茂木邸
35 金子邸
36 六甲の集合住宅Ⅰ
42 TIME’SⅠ
48 中山邸
50 城戸崎邸
54 六甲の教会
59 水の教会
63 光の教会
67 小倉邸

68 初期安藤の建築原図‐言葉と図面と作品と  古山正雄
70 領域建築家・安藤忠雄  伊藤毅

72 略歴
74 作品データ

 

明治150年 国立近現代建築資料館 開館5周年記念企画 明治期における官立高等教育施設の群像

         
明治期における官立高等教育施設の群像   

2018.10.23[火]-2019.2.11[月]
休館日:2018.12.29[土]-2019.1.3[火]
開館時間: 10:00~16:30

明治150年 国立近現代建築資料館 開館5周年記念企画
明治期における官立高等教育施設の群像
旧制の専門学校、大学、高等学校などの実像を建築資料からさぐる

Commemorative Exhibition for the 150th Anniversary of the Meiji Era and 5th Anniversary of the National Archives of Modern Architecture
The Landscape of National Higher Education Buildings in the Meiji Era
Grasping a True Picture of the Colleges, Universities, and High Schools of Japan’s Old School System through Historical Architectural Materials

  

明治150年 開館5周年記念企画『明治期における官立高等教育施設の群像』展は終了しました。


 平成30(2018)年は、明治元 (1868) 年から数えて150年、そして開館5周年と、わが国と当館が、それぞれにひとつの節目を迎える年です。当館では、その記念展「明治期における官立高等教育施設の群像」を開催します。 近年、大学と高等教育のあり方が盛んに議論されるようになり、必要な思想や技術を蓄え、教え、新たな何かを創造する場としての大学を、その起源から説き明かす優れた研究書も刊行されています。「歴史的には、大学ユニヴァーシティという語は宇宙ユニヴァースや学問の普遍性ユニヴァーサリティとはまったく関係がない」1と言われますが、そこに示される大学の誕生は、ひとつの宇宙が誕生するかのようにダイナミックで、わたしたちが想像する以上に自由でもあって、驚きと意外性に満ちています。 当展では、明治期の日本における、いわゆる「旧制」の、大学とそれ以外の専門学校や高等学校などの高等教育施設のそれぞれの誕生と、競い補完し合うダイナミックな相互の関係を、日本中から集めた図面や古写真などの建築資料を用いて、視覚的に、分かりやすく紹介します。どのような場で、どのような教育が行われたのか、その実像をご覧ください。

1. Charles Homer Haskins, The Rise of Universities (Ithaca: Cornell University Press, 1957), p.9. 展覧会チラシ(PDF)

主  催:文化庁
特別協力:文部科学省
協  力:公益財団法人東京都公園協会

監  修:川向正人(当館主任建築資料調査官、東京理科大学名誉教授)
実行委員会: 池上重康(委員長、北海道大学助教)/ 笠原一人(京都工芸繊維大学助教)/ 清水隆宏(岐阜工業高等専門学校准教授)/ 山崎幹泰(金沢工業大学教授)


会場写真












入場方法

[ 展覧会のみ閲覧 ](平日のみ利用可能)

湯島地方合同庁舎正門よりご入館ください。 入館無料

[ 都立旧岩崎邸庭園と同時観覧 ]

都立旧岩崎邸庭園よりご入館ください。 ただし旧岩崎邸庭園の入園料(一般)400円が必要です。

アクセス

ギャラリートーク

ギャラリートーク1

明治の学校建築~高等教育施設を中心に

日時|11.3[土] 14:00
藤森照信(江戸東京博物館館長、東京大学名誉教授)× 池上重康

※このイベントは終了しました。

 
ギャラリートーク2

明治建築と旧制高校~四高、五高を中心に

日時|11.17[日] 14:00-
中川武(明治村館長、早稲田大学名誉教授)× 山崎幹泰

※このイベントは終了しました。

 
ギャラリートーク3

高等専門学校とは何か~京都高等工芸学校の教育を中心に

日時|12.8[土] 14:00-
石田潤一郎(武庫川女子大学客員教授、京都工芸繊維大学名誉教授)× 笠原一人

※このイベントは終了しました。

 
ギャラリートーク4

旧制の大学・専門学校・高等学校のキャンパスと都市

日時|12.22[土] 14:00-
伊藤毅(青山学院大学教授、東京大学名誉教授)× 清水隆宏

※このイベントは終了しました。

 

図録

「明治期における官立高等教育施設の群像―旧制の専門学校、大学、高等学校などの実像を建築資料からさぐる」展 図録


目次


02 ごあいさつ
04 はじめに―明治期の官立高等教育施設の群像  川向正人
08 建築資料から見る明治の学校建築  池上重康

12 第Ⅰ章 専門学校と大学
      東京開成学校/東京医学校/工部大学校/司法省法学校/駒場農学校/札幌農学校/東京大学

18 第Ⅱ章 高等学校
      第一高等学校/第二高等学校/第三高等学校/第四高等学校/第五高等学校

28 官立高等教育機関の地方への展開  山崎幹泰

30 第Ⅲ章 帝国大学
      東京帝国大学/京都帝国大学/北海道帝国大学/九州帝国大学/東北帝国大学

44 明治期高等教育施設のキャンパスについて―『一覧』掲載の配置図から  清水隆宏

46 第Ⅳ章 高等専門学校
      米沢高等工業学校/桐生高等染織学校/長崎高等商業学校/商船学校/学習院/神宮皇學館/奈良女子高等師範学校/京都高等工芸学校/東京美術学校

54 第Ⅴ章 建築教育

58 明治期における官立高等教育施設の営繕組織とその活動  笠原一人

60 文部省組織・人物解説
62 明治期官立高等教育機関の変遷
64 謝辞

 

平成30年度収蔵品展 建築からまちへ 1945-1970 戦後の都市へのまなざし

建築からまちへ 1945-1970 戦後の都市へのまなざし

2018.6.9[土]-2018.9.9[日]
会期中無休
開館時間: 10:00~16:30

平成30年度 収蔵品展
建築からまちへ 1945-1970
戦後の都市へのまなざし

Collection Showcase 2018
From Architecture to Urbanism 1945-1970
Perspectives on Urban Design in the Postwar Era

 

平成30年度収蔵品展『建築からまちへ 1945-1970 戦後の都市へのまなざし』展は終了しました。

 

平成30年度収蔵品展は、1945-1970年という戦後復興・高度経済成長の時代を広い意味で〈戦後〉として捉えて企画いたしました。この時代は、往々にして効率重視の、急激な近代化・都市化・工業化・機械化の動きが注目されがちです。しかし、〈戦後〉に活躍した建築家たちの活動の中には、21世紀の今、私たちが真剣に求めている豊かな〈まちアーバニズム〉の再構築、それを支える〈都市アーバンデザインへのまなざし〉の萌芽的な例が、すでに多様なかたちで見いだされます。
今回の展示では、当館が収蔵している坂倉準三、吉阪隆正+U研究室、大髙正人などの建築資料群から、整理・分析により見えてきた、これまでの展覧会では十分に紹介できなかった彼らが思い描いた〈まちアーバニズム〉や〈都市アーバンデザイン〉に関連する資料を展示します。さらに、修復が完了した池辺陽の「渋谷区復興計画案」の全容も紹介いたします。

展覧会チラシ(PDF)

主  催:文化庁
協  力:公益財団法人東京都公園協会

監  修:川向正人(当館主任建築資料調査官、東京理科大学名誉教授)
展示構成協力:
齊藤祐子(建築家、サイト一級建築士事務所代表)/中島直人(東京大学准教授)/難波和彦(当館主任建築資料調査官、東京大学名誉教授)/山名善之(東京理科大学教授)



会場写真






 

入場方法

[ 展覧会のみ閲覧 ](平日のみ利用可能)

湯島地方合同庁舎正門よりご入館ください。
入館無料

[ 都立旧岩崎邸庭園と同時観覧 ]

都立旧岩崎邸庭園よりご入館ください。
ただし旧岩崎邸庭園の入園料(一般)400円が必要です。

アクセス

ギャラリートーク

ギャラリートーク1

池辺陽には〈都市へのまなざし〉 はあったのだろうか?

日時|6.30[土] 14:00
難波和彦×石榑督和(東京理科大学助教)

※このイベントは終了しました。

 

ギャラリートーク2

坂倉準三:ユルバニスム --都市建築、シビックセンター

日時|7.14[土] 14:00-
山名善之×石榑督和

※このイベントは終了しました。

 

ギャラリートーク3

大髙正人:都市・建築・彫刻 --その媒質としての屋外空間のデザイン

日時|8.4[土] 14:00-
中島直人×頴原澄子(当館主任建築資料調査官、千葉大学准教授)

※このイベントは終了しました。

 

ギャラリートーク4

吉阪隆正+U研究室:大島町・元町復興計画を 動かした〈不連続統一体〉と〈発見的方法〉

日時|8.18[土] 14:00-
齊藤祐子×内田文雄(建築家、龍環境計画主宰)

※このイベントは終了しました。

 

図録

「建築からまちへ 1945-1970 戦後の都市へのまなざし」展 図録

 

展覧会図録

 

目次


02 ごあいさつ
04 はじめに―収蔵品展「建築からまちへ 1945-1970 戦後の都市へのまなざし」について  川向正人

08 坂倉準三

      ユルバニスム―都市建築、シビックセンター  山名善之

      渋谷計画、上野市全体計画、新宿計画

16 池辺陽

      池辺陽には〈都市へのまなざし〉はあったのだろうか?  難波和彦

      渋谷区復興計画案

      池辺陽と大髙正人をつなぐもの―宇部市復興都市計画案  頴原澄子


24 大髙正人

      都市・建築・彫刻―その媒質としての屋外空間のデザイン  中島直人

      上野計画、千葉文化の森、宇部市常盤公園、神戸須磨利休公園現代彫刻展

30 吉阪隆正+U研究室

      大島町・元町復興計画を動かした〈不連続統一体〉と〈発見的方法〉  齊藤祐子

      大島町・元町復興計画

36 建築家・建築群紹介

※本展の図録配布は終了しました。

 

紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s – 1990s

         
紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s - 1990s

2017.10.31[火]-2018.2.4[日]
休館日:2017.11.25、2017.12.29~2018.1.3
開館時間:10:00~16:30

紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s – 1990s
Architecture on Paper : Architectural Drawings of Japan 1970s – 1990s

  

『紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s – 1990s』展は終了しました。


建築におけるドローイングとは、一般的には「図面」のことです。その中にはスタディのためのスケッチから設計図、施工図、プレゼンテーションのために美しく着彩され陰影を施されたレンダリングなどが含まれます。しかし、ときに建築家たちは、このような設計―施工のプロセスからは相対的に自立した世界を紙の上に追求しました。 日本では特に大阪万博以後1970年代から1980年代にかけて、建築ドローイングの表現は大きな飛躍をみせます。ポスト戦後という時代に、建築家たちは実務上の要求を超えて、多くのエネルギーをドローイングに注いでいきます。画面は大きくなり、技法は多様化し、ひとつの独立した作品として鑑賞されるものとなります。建築家たちは何故それらを描いたのか。彼らが紙の上に求めたものは何だったのか。ひとつの建物が竣工するということだけでは必ずしも完成しない、建築家のヴィジョンがそこには示されています。 1990年代にCAD(computer-aided design)が普及してからは、設計図書が手で描かれることもなくなり、ドローイングによる表現は衰退していきます。ポスト戦後の建築家たちが描いたドローイングは、時代の中でどのような意義を持っていたのか、今それらは私たちに何を問いかけるのか。そのことを考えるために本展示は生まれました。

展覧会チラシ(PDF)

主  催:文化庁
協  力:公益財団法人東京都公園協会

ゲストキュレーター: 戸田穣(金沢工業大学准教授)/ 朽木順綱(大阪工業大学准教授)/ 日埜直彦(芝浦工業大学非常勤講師、日埜建築設計事務所)/ 元岡展久(お茶の水女子大学准教授)


会場写真









入場方法

[ 展覧会のみ閲覧 ](平日のみ利用可能)

湯島地方合同庁舎正門よりご入館ください。 入館無料

[ 都立旧岩崎邸庭園と同時観覧 ]

都立旧岩崎邸庭園よりご入館ください。 ただし旧岩崎邸庭園の入園料(一般)400円が必要です。

アクセス

シンポジウム

建築ドローイングと日本建築 1970s-1990s

日時|12.2[土] 14:00-16:00
植田実(住まいの図書館出版局編集長)×中谷礼仁(歴史工学家、早稲田大学教授)
司会|戸田穣(金沢工業大学准教授)
会場|建築家会館 大ホール
定員|120名(当日先着順・参加費無料)

※このイベントは終了しました。

 

ギャラリートーク

ギャラリートーク1

建築ドローイングの時代

日時|11.4[土] 14:00
塚本由晴(アトリエ・ワン、東京工業大学教授)

※このイベントは終了しました。

 
ギャラリートーク2

Possibilities on Papers 紙の上の可能性

日時|12.17[日] 14:00-
ケン・タダシ・オオシマ(ワシントン大学教授)

※このイベントは終了しました。

 
ギャラリートーク3

毛綱毅曠とその時代

日時|1.20[土] 14:00-
藤塚光政(写真家)×難波和彦(当館主任建築資料調査官、東京大学名誉教授)

※このイベントは終了しました。

 
ギャラリートーク4

建築版画の世界

日時|1.27[土] 14:00-
綿貫不二夫(ときの忘れものディレクター)× 石田了一(石田版画工房)× 植田実(住まいの図書館出版局編集長)
司会|日埜直彦

※このイベントは終了しました。

 

図録

「紙の上の建築 日本の建築ドローイング1970s – 1990s」展 図録


目次


02 ごあいさつ
04 はじめに―神話を歴史化するために  戸田譲
08 渡邊洋治
10 70年代以降という分節とその建築家  日埜直彦
12 磯崎新
16 藤井博巳
19 相田武文
22 アーキテクチュラル・ドローイングと戦後50年  辻泰岳
23 原広司
28 山本理顕
31 鈴木了二
35 安藤忠雄
38 高松伸
42 毛綱毅曠
49 象設計集団
52 辺境の風景─失われた世界を創造するために  元岡展久
54 紙の上に刻まれた「筆蝕」─ドローイングという「もうひとつの建築」  朽木順綱
56 固有の世界、固有の視覚言語を求めて─近代建築から現代建築への転換  川向正人
58 日本の建築ドローイング年譜  辻泰岳┼戸田穣
62 プロジェクトデータ及び関連資料

※本展の図録配布は終了しました。